胃の調子が悪い時、実は口の中の機能が低下します。

それが、口臭の原因となることがあります。
胃だけでなく、腸などの消化器官は、口と提携しながら活動しています。胃は、口から送られた食べ物を再び口腔内に戻すことがあります。それが、いわゆる『ゲップ』といわれるものです。

ゲップは胃の機能が障害を起こしている時に発生する現象です。

口腔内の消化機能を受け、連動して胃はその機能を果たします。

口腔内でしっかり咀嚼しないと 、胃に慢性的な障害が起こってしまいます。上記の障害が慢性的になってしまうと、胃が酸性寄りになり、連動して口腔内も酸性になり、口臭が発生します。

胃と口腔内に障害が生じることで、舌の表面の舌苔が普段よりも大量に発生し、とても強い口臭を発生させます。

また、私たちの胃は精神的な影響もとても受けやすく、仕事や生活のストレスから胃を痛めることもあります。この場合、 いつもより舌苔が黄色くて厚くなることがあります。やはり舌苔が大量に発生すると、口臭も強くなります。

口臭は、口の中を清潔にすることだけでなく、食生活やストレ スに気を付けて、精神状態も健康に保つことで、舌苔に異常が 出ないようにすることも重要なのです。 また、胃の調子が悪くなると、唾液の分泌量不足という問題が 起こり、口の中に食べかすが残ってしまいます。これも、口臭 を引き起こす一因となります。

その他、胃熱も口臭の原因となります。食べ物を夏場に外に出しっぱなしにすると腐って異臭を放つのと同様に、胃も熱がたまると異臭が発生します。

この場合の予防策としては、胃熱を取り除く漢方がおすすめです。ちなみに、自分の胃の匂いをチェックする方法があります。とても簡単にチェック出来るので、自分の胃の匂いが気になる方は、試してみてはいかがでしょうか。

チェック方法は、ビニール袋に鼻息を吹き込んで臭いをかぐという方法です。口からではなく鼻からの息が臭う、このような事があれば口臭ではなく吐く息自体 に問題があるので、胃に何らかの原因があることが分かります。