この2つは、正しい歯磨きを習慣づけ、歯を清潔に保つことで防ぐことができます。
歯周病や歯槽膿漏は、起きてしまうと完治するには時間がかかりますし、再発もしやすいのです。
それを防ぐためにも、歯磨きはとても重要なことです。
この章では、口臭予防に効果的な歯磨き方法をご紹介します。
口の中、特に歯と歯茎の周辺は複雑に入り組んだ構造をしているもで、細菌にとっては、絶好の繁殖の環境です。
歯周病や歯槽膿漏を防ぎ、口臭を予防するためには、歯垢と細菌をできるだけ減らすことを意識した歯磨き方法を実践することが大切です。
- ブラシの毛先が長すぎない。
- ブラシの毛が密集しすぎていない。
- ブラシの毛が硬すぎず柔らかすぎない。
- ブラシの毛がナイロンやサラン製である。
- 歯ブラシの形状が口の中で動かしやすい。
(小回りが利く) - ヘッドの部分があまり大きくない。
ナイロン素材やサラン素材の毛はコシや弾力があり、水で洗うだけで簡単にきれいになるので、歯ブラシの素材としては最適です。
また、乾きも早いので、歯ブラシを清潔に保つことができます。
回転式の電動歯ブラシでもよいでしょう。
約3〜4週間。
ブラシの毛にばらつきが出てきたら変え時です。
歯磨きは3分間を目安にしましょう。
また、食後すぐに行いましょう。
食後以外にも、起床時、就寝前を加えて、1日5回の歯磨きが理想です。
歯垢は歯と歯が噛み合わせをする所、歯と歯の間、歯と歯茎の境目などに付着しているので、その箇所を意識しながら磨きましょう。
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歯ブラシの毛のわき腹を歯肉に当て、加圧しながら、ハンドルを軸にして上の歯は上から下へ掃きおろし、下の歯は下から上へ掃き上げ回転させます。
歯と歯肉の間に詰まった汚れを掻き出すことを意識しましょう。 - 歯垢が残りやすいのは歯と歯の間、歯と歯茎の間です。
ここを上手に磨くには、ブラシを歯の面に直角に当て安定させた状態で細かい振動を加えます。
毛先を歯面に直角に当て、2~3ミリ幅の小刻みな前後振動を与えて磨きます。
横磨きにならないよう注意してください。
力を入れて磨いたほうが汚れがよく落ちると思いがちですが、大きな間違いです。
ブラシの毛先の弾力を使って軽やかに振動させたほうが、歯垢を落すには効率的です。 - 歯と歯の間は、歯垢がたまりやすく、歯ブラシでは取りきれない個所もあります。
これらの汚れを掃除するには、デンタルフロスや歯間ブラシを上手に利用しましょう。
歯の間に詰まった食べカスや歯垢をきれいに除去できます。