ニンニク
まず、口臭の原因となるものでパッと思いつくのは、ニンニクです。代表的な料理としては、餃子やモツ鍋といったところでしょうか。
ニンニクは、直接的にも匂う食べ物ではありますが、特に臭いがきつく感じるのは、体内に取り込まれた臭いの元になる成分を胃で消化し、血液を介して全身に回り、肺から呼吸のたびに吐き出される時です。体の中から臭うため、どれだけ丁寧に歯みがきをしても口臭が発生してしまいます。
ニンニクは栄養価も高く、健康を保つうえで大切な食材ですが、ニンニクを食べていない人の前では、悪臭を感じさせ、相手に不快な思いをさせてしまう危険があるので、注意が必要と言えます。
肉、乳製品
肉に含まれるタンパク質を細菌が分解する時にも、悪臭が発生してしまいます。 肉と同様に、牛乳、チーズ、ヨーグルト、生クリームなどの乳製品もタンパク質を多く含むので、口臭の原因となる場合があります。
アルコール
アルコールは、体内で分解される過程で、アセトアルデヒドという成分が発生します。
この成分も、悪臭の原因となります。
アルコールを摂取後は、アセトアルデヒドが血液を介し肺に入り、呼吸する度に悪臭が排出されます。
また、アルコールには利尿作用があるだけでなく、分解する過程で大量の水分を必要とし、体内の水分が奪われます。
その結果、唾液の分泌量が減り、口臭の原因となる細菌が増殖しやすくなります。
ガム
ガムは、噛むことで唾液が分泌を促進するので、唾液が口臭の元となる細菌を洗い流しくれ、口臭予防に繋がります。 また、抗菌・消臭効果のあるフラボノイドが含まれているガムは、特に口臭予防に効果的です。
クエン酸
梅やレモンに含まれるクエン酸は、疲労回復効果や、血液サラサラ効果、殺菌・除菌作用などの効能があります。また、クエン酸は唾液の分泌も促進してくれるため、口臭予防に効果的です。
昆布（おしゃぶり昆布）
昆布には、アルギン酸という成分が含まれています。 アルギン酸は、唾液の分泌量を増やしてくれる作用があります。また、固形の昆布を口に含んでおくと、体が昆布を異物と捉えて、唾液を分泌して洗い流そうとしてくれるため、口臭予防につながります。
ハーブ
ハーブには、強い殺菌効果をもつものや消臭効果をもつものがあります。
匂いのきつい食べ物を食べた時、皮膚や肺から排出される嫌な匂い成分を消臭･脱臭してくれる効果も期待できる物が多くあるので、口臭予防に効果的です。
クロロフィル
クロロフィルには消臭・殺菌効果があります。
口の中で口臭の元となる細菌の増殖を抑え、皮膚や肺から排出される匂い成分を消臭してくれます。
