口臭は、口の中に繁殖した細菌やプラーク（歯垢）によって引き起こされます。例えば、風邪を引いて体調を崩した時などは、免疫力が低下し、口の中の細菌が増えることで口臭が強くなります。

熱を出した時などは、汗をかくことで体内の水分が減り、唾液の分泌量が減少するため、普段よりも口臭がきつくなります。これらは全て、体調不良が原因で引き起こされる口臭です。唾液は口の中の細菌を殺してくれる働きがあるので、唾液の分泌量が減ると、細菌が増殖しやすくなり、口臭が発生するのです。体調不良の時は、歯肉炎も悪化しやすく、口臭が強くなる原因にもなります。風邪などが原因の口臭は、風邪が治ると口臭も次第に消えていきます。

また、体調不良が原因の口臭は、生活習慣や風邪の予防などの自己管理で予防することが可能です。

睡眠不足や疲労などからくる口臭は、生理的口臭（起床時や空腹時に発生する誰にでも起こる口臭）と似ているので、予防にはしっかりとした自己管理が必要になります。しかし、口腔の衛生管理をし、体調不良の自覚がないのに口臭が発生する場合は、まだ自覚できていない体調不良や病気のサインかもしれません。

たかが口臭と高を括らず、歯科などの医療機関にしっかり診てもらうことをおすすめします。

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